マジックアワーから抜けられない

あっちにいったりこっちにいったり、ブレブレの社会人記録。

温泉に入りながら不思議に考えたこと

なんで、自分はこんなに「本」「書籍」に関する関心が強くて、それにまつわる仕事がしたいと思っているのか。

 

小学校4年生から中学3年生まで学校に行っていなかった。いわゆる不登校。きっかけは、引っ越し。関西から関東への大移動だったため、カルチャーショックの連続。ゴールデンウィーク明けから、心がダウンしたようで、そのまま中3まで。言うなれば、義務教育を受けてこなかった。小学校3年生までは本なんか読まなかった。運動が好きで、図工が好きで、昆虫採集で山遊びするにが好きだった。うって変わって、不登校になってから、世間との接触はなくなり、僕の世間は「本」の世界に移行していった。

 

最初のとっかかりは、中国史。「三国志」に夢中になった。そこから、論語老子列子など諸子百家を濫読した。

 

家の近くに映画館が2軒あったこともあり、一日中映画館にいることも多かった。映画を観て、原作に本を読む。その流れが多かった。

 

その中で救われた、印象深い作品が「綿矢りさ」の「インストール」。不登校の小学生と、登校拒否して出会い系ネット掲示板に出会う女子高生の話だったと思う。神木隆之介上戸彩。こんな世界もあるんだ、自分もいていいんだ。と、世間から、少しだけ肯定された気がした、それを覚えている。

 

それからいままで、どれだけ本を読んだだろう。その度に救われただろう。

人に、不登校だった、と話すことはほぼ無い。それだけに、自分のことは誰にもわかることができない、そう高を括る性格になった。高い自尊心。でも、それはなるべく表に出さないように、その場に合わせて、「分人」を演じる。それが普通になって、孤独になって、孤立していると勘違いして、それが本当になってしまった。

 

「本」に救われた。という経験が、自分の根底にあることを、湯河原の温泉に入りながら、ふと、なぜか、頭に浮かんできたのです。

 

それを、こうしてここに書き表したかったのです。「インストール」

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